行って来い

昨日のNYタイムに上げた
ユーロが、今の段階でおとといの状態に戻って来ました。

ユーロ/円がどんどん下落し
今の時点で、97.56円ほどになっています。
一度は上がったものの、また元の値段に戻すことを
俗に行って来いなんて言い方をしますが
今回もまさに行って来いの典型的な例ですね。

重要指標発表前と発表後では、この行って来いを狙った
取引が存在します。
指標の重要度が高く、大きく動きやすい指標時の向いた方向に
すかさず乗って、戻ってくる前の高値（or底値）で売り（or買い）
返す反動にもう一度売る（or買う）。こうやって
大きくpipsを取っていこうと言うわけです。
雇用統計とかの時なんかはやりやすいです。

ただし、口で言うのは簡単ですが、このような大きな指標後は
急激に相場が動くため大概スプレッドが拡大したままの状態になっており
そこまで簡単にできるものではありません。
自分も、一回だけ運良く成功した時がありましたけど
毎回成功はしなかったですね。

さて、今回の下落はユーロ圏の格付けについてS&P社が
格付けを下げると言う話がニュースで一時流れたことに端を発するようです。
後にS&Pは格下げは無いと撤回したものの
一度出来た流れは容易には崩れず…
と言う話のようです。
なにせ全世界の投資家が参加する為替相場ですから
一度植えつけられたネガティブな感情は、そうそう払拭はできないということなんですね。
つくづく恐ろしい世界だと思います。


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